コラム COLUMN
野菜ジュースや乳酸菌飲料の「ダラダラ飲み」は、むし歯のもと!
こんにちは。
福山市の「みさか歯科・おやこ歯科」です。
正しくない食生活をしていると、赤ちゃんが早いうちから、むし歯になる可能性があります。
実は、哺乳瓶でダラダラと飲むことが原因になっていることがあります。
今回は、むし歯で痛くなる前に、食習慣の改善で予防する方法を紹介します。
まだ乳歯が生えてきたばかりの赤ちゃんが、むし歯に!?と驚くでしょうか。
「哺乳瓶う蝕(ほにゅうびんうしょく)」と呼ばれる、哺乳瓶によるダラダラ飲みが原因になっているという現状があります。
1歳くらいまでの赤ちゃんでしたら、母乳やミルクで栄養を摂っていることが多いですね。
決して、哺乳瓶でミルクをあげることが悪いわけではありません。
寝る前に哺乳瓶で飲んで、そのまま赤ちゃんが眠ってしまうことに原因があります。
飲んでいたミルクが、口の中に留まり、むし歯リスクが高くなってしまうのです。
赤ちゃんは、生後6カ月~9カ月で上下の前歯が生え始めますから、卒乳するまでの間に、歯が生えてくることがほとんどです。
ケアをせずに、そのまま寝かせてしまうのには要注意ですね。
また、ダラダラと時間をかけて哺乳瓶で飲むことで、ミルクが口の中に長時間残ることもむし歯の原因になります。
1歳くらいまでは、「昨日はこれだけ食べたのに、今日は食べない」など離乳食が思うように進んでおらず、食事の量や授乳など、保護者側がコントロールするのが難しい年齢ですよね。
WHO(世界保健機関)によると、適切な食事を摂りながら、2歳以上まで授乳を継続することを推奨していますので、食事の回数や卒乳など神経質にならなくてもよいですが、ジュースなど卒乳するまでは甘いものを覚えさせるのはやめておきましょう。
特に、哺乳瓶う蝕になりやすいのは、上の前歯の裏側です。
寝る前は歯磨きを忘れずに、特に念入りにケアをしましょう。
哺乳瓶を使って、ミルク以外の飲み物を飲ませるのもやめましょう。
大丈夫と思われがちですが、
- 野菜ジュース
- 乳酸菌飲料
- スポーツドリンク
これらにも砂糖が多く含まれています。
どうしても飲ませたい場合は、哺乳瓶はやめて、ストローで飲ませてください。
飲み物が歯に付くことが哺乳瓶う蝕の原因なので、ストローをしっかりくわえて歯に付かないように飲ませてあげましょう。
また、飲み物を飲んだ後に、お口をゆすいだり、水を飲ませたりすると、糖分の残留が少なくなります。
みさか歯科・おやこ歯科は、プライベートではお父さんでもある院長が、予防歯科・小児歯科をはじめとして、むし歯予防のアドバイスも行っております。
お子さまのお口にお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。
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